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所蔵品解説は大谷大学博物館発行『鈴木大拙没後四十年記念展』図録の「図版解説」を参考に松ヶ岡文庫にて作成した。
(無断での複製、転載、改変、販売を禁止します)

所蔵品ハイライト

観音菩薩半跏像

かんのんぼさつはんかぞう

松ケ岡文庫 所蔵
木造/像高63.5/南北朝時代

 右手を膝の後ろについて軽く躰をあずけ、左足を踏み下げて坐す。裳裾はゆったりと垂れ下がる。このようなくつろいだ姿の観音像は、中国の宋・元時代に流行し、その影響を受けて日本では鎌倉時代後期頃からつくられるが、鎌倉地域以外にはほとんど遺例がない。
 本像は正慶元年(1332)大仏師三河法橋院恵の子息院誉の銘のある横浜慶珊寺の十一面観音半跏像(神奈川県指定文化財)に極めて類似した像容であるが、同像に比してやや重厚感は迫力を欠いている。 しかし、理知的な面部や繊細な彫技から、それほど下がった次期の制作ではないと考えられる 。

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